ドローンのフライトトレーニング
2022年6月の航空法改正より、重量100g以上の無人航空機(ドローン)は航空法の対象となり機体の登録義務やさまざまな制限を受けることになります。このクラスのドローンとなると玩具扱いにはなりませんので、パイロットはフライト技能の習得および安全意識と責任をもった取り扱いがより必要となります。また、航空法の対象となる空域や方法でドローンを飛行させる場合は地方航空局長の許可・承認が必要となり、その条件として10時間以上のフライト経験(技能)と知識が求められます。
以下はトレーニング例となりますが、安全にドローンを飛行させるためにも基本技能として習得(GPSおよびセンサー類をすべてOFFの状態で)しておくとよいでしょう。
フライトトレーニング【ステップ1】
1.ホバリング + 前後左右移動(機首を前方に向けたまま)
2.四角移動(機首を前方に向けたまま)
フライトトレーニング【ステップ2】
1.ホバリング(左右向き、180度反転)
2.四角移動(機首は進行方向向き)
フライトトレーニング【ステップ3】
1.円移動(機首は進行方向向き)
2.円移動(機首は円の中心向き)
3.8の字(機首は進行方向向き)
こうしたトレーニングを行う前には、必ず取り扱う機体のマニュアルをよく読み、性能・機能を十分理解しておきましょう。また、航空法の規制範囲外かつ周囲の安全にも十分配慮した上で行いましょう。また、こうした基本技術および関連法規などの基本知識を身につけて安全にドローン運用をする上でも、各種ドローンスクールを受講するのもよいでしょう。
関連リンク:関連国土交通省「無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール」
http://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk10_000003.html