装置・システム関連
XR【Extended Reality】
XRとは、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)、MR(複合現実)といった現実領域にはたらきかける技術の総称のことです。バーチャルと現実の融合技術は今後もあらゆる領域で進化・活用されていくと期待されています。
冗長化【redundancy】
冗長化とは、コンピューターやネットワークなどのシステムの障害に備え、予備の装置を用意・運用することをいいます。これにより、障害発生後でもシステム全体の機能を維持することが可能になります。随時予備のシステムと同期されますので、不定期にとるバックアップとは異なる意味合いのものです。
脆弱性【Vulnerability】
脆弱性とは、悪用される可能性のある情報システム、システムセキュリティ手順、内部統制、または実装上の弱点を指します。たとえば、プログラムの設計ミスや不具合などの弱点があると、悪意のある第三者から攻撃を受けやすくなることがあります。こうした脆弱性に対応するには、開発メーカーから提供されるパッチで速やかに更新することが重要となります。
RTO【Recovery Time Objective】
RTO(Recovery Time Objective)とは目標復旧時間のことで、システム障害が起きた際にどのくらいの時間で復旧させるかの目標値です。災害対策や取引先や利用者との関係などを考慮し、事業復旧までにどのくらい時間を掛けられるか(システムを停止できるか)を設定します。特に災害発生時には、どれだけ速やかにシステム復旧作業に着手し、そのシステム復旧作業を速やかに完了させるかが重要となります。
RPO【Recovery Point Objective】
RPO(Recovery Point Objective)とは目標復旧時点のことで、システム障害が起きた際にどの時点まで遡ってデータを復旧させるかを示す目標値です。よって、RPOの値が大きければ大きいほど失われるデータが多いことを意味します。これに基づいてデータバックアップの方法や機器や頻度を決めますが、一般に正確性や完全性が求められるデータを扱うシステムほどRPOは小さく設定されます。
エンドポイント【endpoint】
エンドポイントとは、ネットワーク上に存在する末端の端末のことを意味し、パソコンやサーバー、スマートフォンなどを指します。近年のエンドポイントセキュリティは重要性を増しています。また、テレワークなどの需要により、社内のみならず自宅端末も対象となり、エンドポイント環境の範囲も広がっています。
技適【ギテキ】
技適とは、電気通信事業法に基づく技術基準適合認定、もしくは電波法に基づく技術基準適合証明のことで、我々が普段使用するスマートフォンなどの無線機には特定無線設備の技術基準適合証明等のマーク(技適マーク)が付いています。電波法令で定めている技術基準に適合している無線機であることを証明するもので、個々の無線機に付けられていますが、この技適マークが付いていない無線機は「免許を受けられない/違法になる」恐れがあります。
キャッシュレス【cashless】
クレジットカードや電子マネーなどを使い、現金を用いずに支払いや受け取りを行う決済方法のことをいいます。経済産業省では、2019年10月1日の消費税率引上げに伴い、需要平準化対策として消費税率引上げ後の9カ月間に限り、中小・小規模事業者によるキャッシュレス手段を使ったポイント還元支援も行い、事業者・消費者双方におけるキャッシュレス化を推進をはかっています。
VR【Virtual Reality】
VRとは仮想現実と言われ、コンピュータや様々な技術を用いてユーザーに現実のような体験を提供する技術や概念のことをいいます。刺激する人間の五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)要素を増やすことで、より現実に近い体験が可能になります。エンターテインメント分野はもとより、産業分野ではバーチャルトレーニングとして各種シミュレーターにも応用されています。
AR【Augmented Reality】
ARとは拡張現実と言われ、実際の風景にコンピュータからの情報を重ね合わせて表示する技術のことです。位置情報やスマートグラス、スマートフォンなどと合わせたさまざまなサービスが展開されています。近年ではスマートフォン用ゲームアプリ「Pokemon GO」などが話題となりました。