【11月第2週】これで現場の課題可決!VR/AIなどのIT技術による業務改善
日々追われる日常業務。安全かつ効率的に事を進める努力と気持ちはあるけれど…。そんな悩みを抱えている企業も少なくないのではないでしょうか。しかし、IT技術の進歩によっていままでは限界と思われていた業務改善が可能となっています。
VRで製造現場の安全を図る
製造現場での労働災害対策として従業員教育を実施している企業も多いことでしょう。しかし、研修などで見聞きしても実作業において不意に起こってしまう事故。そんな労働災害をIT技術で防ぐコンテツが登場しました。
この度凸版印刷は、製造業の現場で起こる労働災害を再現したVRコンテンツ「安全道場VR」をリリースしました。このVRコンテンツは、安全手袋を着用しないままカッターナイフを使用し、手をけがする様子など7種類の映像から構成されています。VR技術によるリアルな映像で現場の注意を喚起し、労災を未然に防ぐことにもつながります。
また、静電気が可燃性溶剤に引火して火災が起きる様子、稼働中のコンベヤーに手や衣類が巻き込まれる様子、誤って稼働中のローラーを清掃してしまう様子、空気を吹き付けて機械を清掃する器具のホースが暴れる様子、故障した機械の点検中に同僚が操作を誤る様子、同僚のサポートがない中で高所作業を行う様子も再現されています。
バーチャルではありますが、こうしたよりリアルな環境に身をおいた体験により、現場担当者に対する啓発効果が高まるのではないでしょうか。
『“VR労災”登場 カッター作業での出血、コンベヤーの巻き込み事故など再現 製造現場の安全啓発』
(出典:2019年11月14日 ITmedia記事より)
AIで再発問題を解消
佐川急便は、日本データサイエンス研究所(JDSC)、東京大学大学院 越塚登研究室・田中謙司研究室と、「AIと電力データを用いた不在配送問題の解消」に関して、3者共同研究開発に合意したと発表しました。スマートメータから得られる電力データを元に、AIが配送ルートを示すシステムを開発するというものです。
2018年9〜10月に東京大学本郷キャンパス内で配送試験を実施しています。今回のシステムを用いる場合と用いない場合で2輪車による配送を繰り返した結果、システムを用いた場合の配送成功率は98%となり、不在配送は91%減少し、総移動距離5%減少という結果が出ました。
佐川急便によると、個人向け配送における「不在配送件数」は全宅配件数のおよそ2割で、走行距離の25%は再配達のために費やされているといいます。年間では9万人の労働力に相当し、約1.8億時間が1年間の不在配達に費やされていることになります。
ただでさえ深刻な配達ドライバー不足に悩まされている配送業界ですが、こうしたIT技術のサポートにより大きな業務改善につながるといいですね。
『AIと電力データで不在配送問題の解消へ–佐川急便ら共同研究開発』
(出典:2019年10月31日 CNET Japan記事より)
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