【保守サポート】トロンの種類
本日もIT保守サポート用語集の中から
いくつか抜粋してご紹介したいと思います。
https://www.e-cts.jp/?p=489
既にご存じのかたも、まったくサポートのことを知らない方も
わかりやすくご紹介していますので、ぜひ目を通していただけると幸いです。
本日は「トロン」について。
トロンとは、プロジェクトの名称の一つで、理想的な
コンピュータアーキテクチャの構築を目指すことを指します。
ユビキタスコンピューティング社会、といえばわかりやすいでしょうか。
提唱されたのは1984年、
東京大学の坂村健氏を中心として開始されました。
具体的に組込用途のOS「ITRON」、
通信制御などの用途は「CTRON」、
パソコン向けOSには「BTRON」などなど
様々なサブプロジェクトを内包しています。
トロンは英語で「TRON」。
The Real-time Operating system Nucleusの頭文字をとったもの。
現在では、様々なコンピューターが日常に溢れています。
生活に必要なもの、私たちの仕事で利用するものなどなど。
それらを機器別に取り扱うのではなくて、
トロンの概念ではうまく連携させようということです。
組み込みOSの分野(ITRON)では、
スタンダードの地位をしめており、
携帯電話やデジタルカメラ、自動車のエンジン制御
などに採用されています。
つまり私たちの無意識のうちに、TRONは存在しているのです。
年間に10億台以上が作られ、市場に対しては10兆円以上の貢献があるとのこと。
今後もインフラの機能として、
TRONの活躍は大いに期待できることでしょう。
人とコンピューターの相互関係が、
今以上により良くなるといいですね。
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その他、用語集には沢山の保守サポートに
関連する語句を紹介しております。
よろしければご覧ください。
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シーティーエス株式会社 ブログ担当スタッフより