宿泊予約に注意！

 
７月頃にはお盆休みに備え様々な計画を立てる時期です。そうした旅行客を狙ったサイバー犯罪の動きも活発化しています。そんななか各種セキュリティ製品を展開するカスペルスキーの調査では、ホテル予約サービス「Booking.com」のフィッシングサイトが確認されていると注意を呼びかけています。
 
同社によるとBooking.comへの不正アクセスが、近年多発しているとのこと。最近では、日本でも6月、大阪や東京のホテルが相次いで被害を報告しました。具体的にはBooking.comを通して予約をした一部の客に対して、不正アクセスした第三者がフィッシングサイトへ誘導するURLを含む不審なメールを送り付けるというものでした。こうした偽サイトの目的は、ユーザー名と電子メールアドレス、パスワードを窃取することです。
 
その他にも、アンケートに答えるとプレゼントがもらえると謳う偽サイトもあります。旅行に関するアンケートに答えると報奨金がもらえるというのです。また、さまざまな航空会社の公式サイトを模倣した偽ページも後を絶ちません。こうした詐欺の被害に遭わないためには、航空券の購入、宿泊するホテルやアパートの予約は、ウェブサイトのアドレスを入念に確認しましょう。
 
『夏休みの計画立て始めていますか？詐欺師にご注意を』
（出典：2023年7月12日　カスペルスキーブログより）
 

休暇中の業務用PCに注意！

 
長期休暇中のお仕事用のPC管理はどのようにしてますか。最近ではテレワークなども普及し、あらゆる出先でも仕事ができる環境になりました。しかし、気の緩みがちなバカンスシーズンは特にサイバーリスクに備える必要があります。そんななか、セキュリティ意識向上トレーニングとフィッシングシミュレーション・分析を組み合わせた世界最大の統合型プラットフォームのプロバイダーKnowBe4では、「すてきな夏休みを台無しにしないためのサイバーセキュリティの基本心得トップ7」を発表しました。
 
【旅行前の心得】
・業務用PCは、旅行前に必ずバックアップを取っておく。 スマートフォンやPCの紛失に備え、旅行書類はプリントアウトしておく。
・旅行計画は、SNSなど、オンラインで共有しない。サイバー攻撃者は、SNS上で攻撃の標的を探しています。
 
【旅行中の心得】
・サイバー攻撃者はあなたのデバイスを狙っています。業務用PCは基本的には旅行には持っていかない。持参する必要がある場合は、目の届くところに置き、放置しない。
・公衆Wi-Fiネットワークを使って、業務用PCはネットワークには基本的には接続しない。公衆Wi-Fiネットワークは誰でも接続できるという利便性を有する一方、様々なセキュリティリスクが存在します。
・ネットワークに接続する場合は、VPNを必ず使用する。
・パスワードの管理は十分な注意を払い、強力なパスワードを使用する。パスワードは記憶して、メモに書き留めない。
・業務用PC、スマートフォン、パスポートなど貴重品は部屋備え付けの貸金庫に保管する。
 
コロナ明けの大型連休。ついこうした事に大して油断してしまいがちです。休暇前の会社内PC管理・設定はもちろん、デジタルデバイスの取り扱いには十分気をつけたいところです。
 
『KnowBe4が、素敵な夏休みを台無しにしないためのサイバーセキュリティの基本心得トップ７を発表』
（出典：2023年7月7日　KnowBe4プレスリリースより）
 
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