新札発行とキャッシュレス決済の拡大
先日、ついに新札の発行がはじまりました。最新の技術を用いて偽造防止機能を強化することで、不正な紙幣の流通を防ぐほか、紙幣の見やすさや識別しやすさを向上させるとともに、文化や歴史を反映したデザインとなっています。その一方でPOSレジなどのアップデート対応の課題とともに、キャッシュレス決済のさらなる拡大も見込まれています。
20年ぶりの新札発行!お店側の対応は?
ついに新札(一万円、五千円、千円)が発行されました。前回の新紙幣発行(2004年)からおよよ20年ごとの発行となります。前回の新紙幣発行時は、POSレジの普及率は高くなかったこともあり、そこまで大きな混乱などはありませんでした。しかし、20年経ちPOSレジも普及した今、ビジネスの形態によっては大きな影響が生じます。現金での取引がメインの小売店をはじめとして、レジや自動販売機、券売機などを設置している店舗は早めに対応しなければなりません。
そんななか、いまは「現金取引をなくす」という選択肢が高くなっています。店舗での決済を完全にキャッシュレス方式にすれば、貨幣が刷新されても基本的には影響を受けません。こうしたキャッシュレス決済の店舗は年々増えており、どの業界でも移行のハードルは下がっています。人手不足が課題となっている企業・店舗において、現金を管理する必要がなく、精算にかける時間や人件費も減らせるため、長期的な視点でもコストダウンを見込めます。
ただ、現金払いを好む消費者もいるので、安易に移行を決断すると顧客満足度の観点から顧客離れを招く要因にもなるので、判断が難しいところです。とはいえ、消費者側にとっても、キャッシュレス決済のメリットは大きくなっています。
キャッシュレス決済のメリット
現在のキャッシュレス決済手段には、クレジットカード、デビットカード、電子マネー(プリペイド)やスマートフォン決済など、様々な手段があります。
【クレジットカード】キャッシュレス決済として最も普及しており、商品やサービスを受け取った後から支払い請求が来る後払い式の決済手段です。新しくカードを作るためには与信審査が必要です。
【デビットカード】商品やサービスの購入時に使用すると代金が銀行の口座から即時に引き落とされる、即時払い式の決済手段です。新しくカードを作る際の与信審査は不要です。
【電子マネー・プリペイドカード】カードやスマートフォンに事前に金額をチャージをしておき、商品やサービスの購入時にチャージ額から支払う、前払い式の決済手段です。新しくカードを作る際の与信審査は不要です。
【スマートフォン決済】スマートフォンにクレジットカード、電子マネー、銀行口座などを登録し支払う決済手段です。
プリペイドカード(前払い式のキャッシュレス)なら、チャージした以上は使えないので使いすぎの心配がなく、小銭を使わずに簡単に支払いができます。交通系のカードなら駅で、流通系のカードならお店で簡単に作ることができます。また、多額の現金を家に置いたり持ち歩くと、盗まれるのが心配ですが、デビットカードやクレジットカードを盗まれれば、支払いを停止し、再発行してもらえます。また、通販で偽物を買わされ、現金で払ってしまった場合でも、クレジットカードであれば、返金してもらえる可能性が高まります。
とはいえ、発行会社から送られてくる明細書やウェブの利用履歴は定期的にチェックしましょう。利用履歴で身に覚えが無いお買い物履歴が見つかった場合は、ただちに発行会社の相談窓口に連絡して相談しましょう。紛失時の救済措置については、各社異なるので事前に規約などで確認が必要です。紛失してしまった場合、発行会社に連絡をして利用停止にしてもらい、その後、再発行の手続きをします。条件次第で、全額保証を受けられるといった救済措置も用意されています。現金、キャッシュレス決済ともに上手に遣い分けていきたいですね。
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