【ITニュース】翻訳機能で簡略化できることできないこと
技術というのは常に進歩するものであり、
現状で満足せず、常に未来へ挑戦していく姿勢が重要です。
それは単なる個人的な技術、能力然り、
車やロボットや、コンピューターにおいても同様です。
近頃の研究では、言語の壁を越える技術がより進んでいるようです。
「話した会話をその場で英語に翻訳する技術などを公開」
(INTERNET Watch記事5月25日記事より)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/20120525_535314.html
マイクロソフトリサーチアジアによる開発。
「Text to Speech」という技術では、
テキストにある文章を翻訳し、音声で出力できるもの。
出力する際、3Dのアバター映像を活用し
口の動きなどを再現して画面に人がまるでその言葉を
話しているかのようなシステムです。
3Dのアバター画像は置いておいて、
シンプルにテキストを翻訳し音声で出力してくれるとなると
何か別の作業をしながら耳だけ傾けることで
情報を得る事ができますよね。
現在では中国語と英語の転換ができたところだそうです。
日本語でも対応されると、よりグローバルな
コミュニケーションが可能となりそうです。
また、翻訳はなにもコンピューターを介在しなくても
スマートフォンなどでもリアルタイムにすることが可能です。
こちらは「Speach 2 Speech」という研究。
旅行などで、言葉に不自由するとき
このツールがあれば少しでも便利になりそうですね。
ただし、どの国も一つの単語は多義的に
捉えられるものでもあるので、一つのミスが全体の誤訳に繋がります。
この翻訳が今後の課題と、マイクロソフトリサーチアジアは語っています。
もちろんスマートフォンでは、この技術ではなく
翻訳アプリが様々に提供されています。
「SayHi Translate」というiOS向けの有料通訳アプリは
33カ国の言語を翻訳可能で、いま好調だそう。
他の翻訳アプリも、かなりの精度で通訳されるとのこと。
個々人が言語の壁を超えることで、
同時通訳者の存在は必要なくなり
スマートフォンなど端末で解決する時代となりました。
しかしながら、このようなツールがあるから
他の言語を学ばなくても良い、というわけではなく、
「伝えようとする努力」はいつまでも持ち続けていたいですね。
つたない英語でも、自分が考えて口にした言葉。
それがはじめて他人に「伝わった」という実感は
どんな機械でも生み出すことができません。
簡略化することと、簡略化してはいけないこと。
おのおのが、意識し続けて利便性を手に入れていきたいものです。
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シーティーエス株式会社 ブログ担当スタッフより