【保守サポート】TCP/IPの階層
さて、本日もIT保守サポート用語集の中から
いくつか抜粋してご紹介したいと思います。
https://www.e-cts.jp/?p=489
既にご存じの方も、まったくサポートのことを知らない方も
わかりやすくご紹介していますので、ぜひ目を通していただけると幸いです。
今週取り上げるのは「TCP/IP」。
インターネットではよく耳にする言葉です。
そもそもTCP/IPとはどのようなものでしょうか。
TCPはTransmission Control Protocolの略で、
伝道制御プロトコルを意味します。
IPはInternet Protocolの略で、
ネットワーク間プロトコルを表します。
ちなみにプロトコルとは、データ通信をするための手順や規約のこと。
送信データの形式や通信エラーが生じた際、どのように対処するかが
取り決められているので、現在でもスムーズな通信が可能となっているのです。
そしてTCP/IPはインターネットの
標準プロトコルとして広く認知されています。
そのプロトコルですが、
こちらはプロトコルスタックという階層があります。
上から
アプリケーション層
↓
トランスポート層
↓
ネットワーク層(インターネット層)
↓
ネットワークアクセス層(ネットワークインターフェイス層)
の順で、上の階は下の階のプロトコルを介し、通信が行われます。
一番上位のアプリケーション層には、
普段私たちがよく利用する「http」や、
「ftp」「telnet」「ntp」「nfs」があります。
ネットワークに接続する際「http」と指定しますが、
これは上位のプロトコルを選択することで
低位のものを意識することなく通信できるのです。
トランスポート層には、TCP,UDP
ネットワーク層にIP、
ネットワークアクセス層にはPPP,PPPoEがあります。
TCP/IPが最初に実装されたのはUNIXの一種、BSD UNIX。
プロトコルをまとめたRFC(Request For Comments)
という文章も、サイトからも自由に参照することができたので、
このようなオープン性のおかげで大きく普及することとなりました。
改めてTCP/IPを取り上げてみると
普段私たちは何気なくWebサービスを利用していますが
ネットワークの構造は、様々な階層を通じて
情報を私たちに届けているということがわかりますね。
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その他、用語集には沢山の保守サポートに
関連する語句を紹介しております。
よろしければご覧ください。
https://www.e-cts.jp/?p=489
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今週もお読みいただき、ありがとうございました。
シーティーエス株式会社 ブログ担当スタッフより