装置・システム関連
SSD【solid state drive】
Solid State Driveの略で、フラッシュメモリを使用したドライブ装置です。フラッシュメモリの使用によりHDDにあるディスクの回転やヘッドの移動といった物理的な動作をする部分がありません。そのため衝撃や振動に強く、また消費電力も少なく軽量です。ただし記憶容量あたりのコストはHDDよりも高くなります。
ホットスタンバイ【hot standby】
コンピュータシステムや通信機器などに関して、同じ構成の本機と予備機を常に同期状態にしながら待機させておくことです。障害が発生してから予備機に切り替わるコールドスタンバイと異なり、切り替わりが素早く行えます。そのため耐障害性が高いといえます。
コールドスタンバイ【cold standby】
コンピュータシステムや通信機器などに関して、稼働している本機とともに待機中の予備機を障害対策として備えておくことです。冗長化に長け、システムに障害が発生したときにも予備機が自動的に切り替わるため、業務の混乱は比較的抑えられると考えられます。
スピンドル【spindle】
回転軸や心棒という意味で、外部記憶装置のうちハードディスクやFD、CD-ROMなど回転する円形媒体などの総称をあらわします。スピンドルの数が多ければ多いほど、記憶可能なメディアも多く読み込むことが可能です。
ストライプボリューム【stripe volume】
分割されたデータが複数台以上のドライブにまたがって格納し存在しているボリューム(論理領域)のことをあらわします。使用するドライブで同一サイズのボリュームを作成するため、データの処理が短縮されます。
ストライピング【striping】
1つのデータを複数台のハードディスクに分けて、記憶させることを意味します。ストライピングに備えているハードディスクが1つでも故障すると全てのデータが使用できなくなるので、耐障害性が低いという欠点があります。ストライピングにはハード的とソフト的に行うものの2種類があります。
カレントドライブ【current drive】
複数のドライブが使用できる環境において、ユーザーが現在作業をしているドライブのことを指します。コマンドの入力時にドライブを指定することによって、カレントドライブを変更することができます。
クラスタ【cluster】
ディスク装置の記録領域における記録単位のことをあらわします。または記憶媒体を管理するときの最小の単位(区画)です。複数のセクタの集合体をクラスタとよび、1クラスタを何セクタとするかはOSや媒体の種類によって変化します。
アクセスタイム【access time】
メモリやハードディスクなどの記憶装置とCPUとの間でデータのやり取りをする際に必要となる時間のことです。記憶装置の性能の評価の1つとして用いられ、アクセスタイムが速いほど記憶装置の性能が高いといえます。
テープストリーマ【tape streamer】
磁気テープを用いた記憶装置のことです。容量が数十~数百GBで容量あたりの価格が非常に安価なためバックアップとして利用されます。しかし、特定部分の記憶内容を読み書き(ランダムアクセス)することができないため、目的のデータにたどり着くまで時間がかかります。記録方式によってはいくつかの規格があり、規格によって容量や圧縮方式が異なります。