【ITニュース】HDD価格の急高騰について
タイの洪水被害が広がり、日本の生産工場が機能をストップさせている中
顕著に影響がでているのが、「HDD」ハードディスクドライブです。
「タイの洪水でHDDの供給不足は深刻に、PCメーカーにも大打撃」
(ビジネスニュース11月4日記事より)
家電量販店では、
約3割~5割ほどの値上げをして販売しているところもあれば
「時価」表示の店もあり、または「完売」と打ち出す店もあるようです。
タイの洪水被害は長く続くようで、
生産工場の再開目途はまだ不明とのこと。
品が潤沢に揃うのは来年以降になるようです。
ショップの在庫としては、当面の在庫を備えているため
すぐに販売されなくなるといったことにはなりませんが、
今後は注文しても長期期間待たなければならなかったり、
入手困難な状況に陥ったりすることは、避けられないと思います。
そこで、今後はSSDやUSBフラッシュメモリなど
別の記憶媒体の需要が急激に伸びる可能性もあります。
店側もそれらを売り出す傾向にあるようです。
勿論HDDに限らず、その他製品で多くの影響を受けています。
洪水の被害を受けた工業地域には、
およそ450社の日本企業が活動拠点を置いているとのこと。
日産自動車や帝人、ホンダ、TDKなど大手企業における
状況や今後の動きはこちらにまとめてありますので、
必要な方は目を通して置いたほうが良いかもしれませんね。
〔情報BOX〕タイの洪水による被害企業一覧(2日午後7時現在)
(ロイター11月2日記事より)
日本は今年既に大きな災害を経験しており、
工場生産停止の被害がでるのは2度目となります。
東日本大震災が起きてから、自動車メーカーの被害は深刻でした。
部品不足で一時期大幅に減産したものの、
近頃はようやく持ち直しているようです。
10月の新車登録台数は前年同月比の28.3%増しで
24万7927台となっています。
昨年のこの時期は、エコカー補助金制度終了のタイミングだったため
今回の増加幅が大きい要因のひとつのようです。
タイの洪水被害もまだまだ影響は続きそうですが、
この災害をバネにして、日本もタイも共に立ち直っていきたいものですね。
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シーティーエス株式会社 ブログ担当スタッフより