サブスクの契約トラブルにご注意を
近年、様々な業種・業態サービスにおける支払い方式に「サブスクリプション(サブスク)」があります。しかし便利さの反面、契約にかかわるトラブルも増えています。今回はサブスクにまつわる話題です。
流行りのサブスクとは
「サブスク」とは、サブスクリプションサービスの略語です。サービスや製品を一定期間利用することに対して、お金を支払う方式です。従来の定額制・月額課金制はサービス提供側の企業目線で内容や価格を決めているのに対し、サブスクは利用者のニーズからサービス内容や価格を決定していることがポイントです。近年では、動画配信サービスを中心に多くの分野においてサブスクが登場しています。最近ではネットサービス以外のサービスも増えてきており、提供サービスも多様化が進んでいます。
サブスクのメリットとしては、
・気軽に始めることができる
サブスクは気軽に始めることができます。これが最大のメリットといってもよいでしょう。ほとんどのサービスがネットで完結でき、お試し期間を設けているサービスもたくさんあります。
・「モノ」を自分で管理する必要がない
サブスクは、物を購入する場合とは異なり、サービスの「提供」を一定期間受ける権利を購入するものです。一方で、近年のサブスクは多様化を極めており、食品や衣類、家具のレンタルサービスも数多く存在しています。これらのサブスクは物の返却を必要とするサービスなので、利用する前に注意が必要です。
このようにサブスクは、定められた料金を定期的に支払うことにより、一定期間商品やサービスを利用することができるサービスです。ただし一般的には一度契約をすると、解約しない限り自動的に支払いが継続されます。
サブスクのトラブル増加
サブスクにはメリットがある反面、契約にまつわるトラブルも増加中です。そんななか国民生活センターは、サブスクリプション型サービスに関する消費者からの相談が毎月500件ほど寄せられているとして注意喚起を行いました。
無料体験の場合、「トライアル期間を過ぎても解約されない場合には自動的に有料サービスに移行する」などの条件を設けているサービスがほとんどです。解約しなければ、有料プランに自動で移行し、1カ月・1年など定期的に決まった料金が引き落とされます。こうした契約内容を理解しないまま手続きを行い、請求を見て気付く消費者が多いといいます。
【相談事例からみる特徴と問題点】
・サブスクがどのような契約かを正しく理解していない
・契約内容や契約先の事業者を誤って認識している
・無料期間中に解約手続きを忘れていた/解約方法が分からず無料期間中に解約手続きができなかった
・解約したつもりが、解約できていなかった
・期待したサービス内容ではなかった
こうしたことから国民生活センターでは、以下の対応を呼びかけています。
・「無料体験」をきっかけにサブスクを申し込む時は契約条件をよく確認する
・解約時は事業者の公式ホームページなどで手続きの方法を確認する
・申し込む前に契約の相手方の事業者名やサービス内容、解約方法を確認する/登録した情報を忘れない
・利用していないサービスがないかクレジットカードなどの明細を毎月確認する
・困った時は消費者ホットライン「188」に電話する
利用中のサービスの利用頻度と金額は毎月見直し、まったく利用していないサービスがあるのであれば解約の検討も必要です。サブスクをお得に利用するためにはご自身での管理をしっかり行いましょう。
『「解約したはず!」「契約してない!」と思い込んでいませんか? 予期せぬ“サブスク”の請求トラブルに注意!』
(出典:2021年10月7日 国民生活センターより)
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